アルバニアでのプロサッカー海外トライアウトの様子を書きました。
直接交渉、道場破り、失敗談、成功談を描いています。
海外サッカートライアウトに興味がある方は必読です。
1:2021年夏編
2021年8月30日、私はアルバニアに降り立ちプロサッカー選手契約を目指しました。
結果、2021年は契約することができず、11月に帰国することになりました。
その約2ヶ月ほどの挑戦の様子を書いていきます。
まず、8月30日という時期はアルバニアサッカーリーグの移籍期間終了まであと1週間を切っている状況でした。
(移籍期間は9月5日まで)
この時期に鹿来ることができなかった理由はポーランド空港に閉じ込められていたためです。
このことに関してはまた別の記事で書きたいと思います。
8月30日に入国し、9月1日に空港幽閉中に連絡を取っていたチームへ向かいました。
到着後、練習場に行くと練習をしている選手がいました。
連絡の履歴を見せ、話してみると、「これはファンのページだ」と言われ、俺は連絡を取っていないと言われました。
が、練習参加をさせてもらうことに成功しました。
ちなみに、エージェントはもちろんいません。
練習後、チームに加入できるか監督に聞くと、「チームは人数がいっぱいだ。また次のシーズンに来てくれ」と言われ、断られました。
時間がないので、すぐに次のチームへ出かけました。
次の日には山奥チームへいき、練習試合があると連絡を聞かされていたため、時間通りに行くと、15分ほど試合に出場させてもらいました。
しかし、獲得する気はないと。
次の日にはまた別のチームへいき、3日間ほど練習に参加し、チームからも信頼されていましたが、監督が他の選手を海外から連れてくる予定があり、契約には至りませんでした。
約5日間で3チームの練習参加、練習試合に参加して時間がない中奮闘した結果、トライアウトは失敗に終わり、10月には日本に帰りました。
2:2022年1月編
夏のトライアウト時に「1月にまた来い」と言われていたため、その言葉だけを信じて2022年1月にアルバニアへ飛びました。
到着後連絡しても連絡は返ってきません。
そのため、直接練習場へ行くことにしました。
練習場に行くと、連絡を返さなかった割にウェルカムで、驚いたことを今でも覚えています。
そうして、1月31日までの移籍期間終了までトライアウトを続けました。
2週間ほど練習を続け、ついに、「契約をするからパスポートもってこい」と言われ、契約に至りました。
3:トライアウトを受ける上でのポイント、学んだこと。
・契約できるかどうか、契約内容など、エージェントがいない場合は自分で話し合うしかありません。
そのため、主張することが大事です。
給料がいくら欲しいとか、ご飯を出して欲しいとか。
思ったことは口に出さないと始まらない。ということを強烈に学びました。
私も契約できるかわからない状況に2週間も立たされており、もっと監督や会長とコミュニケーションをとっていれば、もっと早く契約することができたかもしれないと振り返って思います。
4:まとめ
感情などを書かずに事実を書くことに専念しました。
もし興味がある方はさらに詳しくトライアウトの全てを描いたkindleにて本を出版しているのでぜひ読んでみてください。