2012年ごろから千葉県ではキョンが繁殖を続けており、2023年には7万頭に達しているようです。
そんな千葉県で繁殖中のキョンについて、
・なぜ千葉県でキョンが繁殖しているのか?
・キョン大繁殖で被害総額が億越え
以上2点をまとめています。
・なぜ千葉県でキョンが繁殖しているのか?
最近、市街地に「クマ」や「シカ」が出現し、被害を出しているといったニュースが多くなっています。
そんな中、千葉県ではクマでも鹿でもなく、「キョン」が大繁殖して話題になっています。
「キョン」とは鹿に似た動物で鹿よりも小型で短いツノが特徴です。
キョンという名前がついていますが、別名「四目鹿」と呼ばれています。
そんなキョンが千葉県で繁殖を続け、2023年に7万頭を超えているようです。
ではなぜ、千葉県だけでキョンは繁殖を続けているのでしょうか?
その理由は
・観光施設から逃げ出し、野生化した
ことが原因になっているようです。
千葉県勝浦市にあった観光施設である「行川アイランド」から逃げ出し、1980年だから千葉県の房総半島を中心に、野生化したキョンが発見されるようになりました。
千葉県は気候が温暖で、餌となる草も豊富であったことから、歳を追うごとにキョンは繁殖を続け、現在7万頭にまで達しているようです。
もともと、キョンの生息地は中国ですので、観光目的のため、キョンを飼い始め、たった1頭の脱走から7万頭にまで増えたというのは漫画みたいな話ですよね。
千葉県ではキョンの撲滅に2021年から本気で取り組んでいるようで、年間8500頭の駆除を目指しているようです。
また、千葉県ではキョンの食用化を進める動きもあるようです。
これからキョンがどうなっていくのか、注目ですね。
・キョン大繁殖で被害総額が億越え
千葉県で繁殖を続けているキョン。
5年後には10万頭にまで増え続けると予測されています。
台湾では高級食として扱われているキョンですが、日本では、あくまでも「撲滅、駆除」が目的であるため、キョンに価値をつけてしまうと、キョンを飼ったり、ビジネスが広がり、撲滅することができなくなってしまうということから、高級食材として売り出すようなことが簡単にはできないようですね。
そんなキョンですが、農地への被害も拡大しているようです。
キョンを含め、猪や歯科などによる農作物の被害は千葉県だけで、3億5900万円にも登っているようです。
特に、稲や、野菜、果樹の被害が増えているようです。
そのため、千葉県ではキョン撲滅のために本気で取り組んでいることがわかりますね。
今後キョンを高級食材として売り出しいくことも一つの道ではないでしょうか?
【なぜ】なぜキョンは千葉県で繁殖しているのか?理由が意外だった!被害総額◯億円。まとめ
キョンが千葉県で繁殖している理由は観光施設である行川アイランドがキョンを脱走させてしまったためであることがわかりましたね。
たった1匹のキョンから7万頭にまで繁殖するなんて、漫画みたいな話ですね。
これからキョンがどのように扱われていくのか、注目ですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。